1. 『FGO』美女レイヤー多数登場 コスプレ衣装へのこだわりを聞いた

名古屋・栄では19日に『ホココス』が開催され、名古屋圏はもちろん関東、関西からも多くのレイヤーが参加。メイン会場となっていた矢場公園は、開園直後からコスプレイヤー、カメラマン、ギャラリーが溢れ返る状況。午後から南大津通が歩行者天国として解放されると、名古屋を代表するメインストリートは文字通り“コスプレ”一色に。

　今回参加したレイヤーの傾向を見て、前回以上に感じたのが『Fate/Grand Order コスプレ衣装』勢の多さ。人気コンテンツ『Fate』シリーズのスマホ用RPGゲームアプリ『FGO』は、偉人や神霊、伝説上の存在など個性的なサーヴァントたちが召喚されるバトルゲームだが、その中で登場する魅力的なキャラクターたちが多くのコスプレイヤーのハートを掴んでいる模様。もちろん、ゲーム本来の完成度が高いことが、『FGO』人気の土台を支えていることは言うまでもない。

　友達3人で『ホココス』に参加していた綺章さんは、鈴鹿御前のコスプレを披露。「『FGO』のキャラで一番好きなのはアストルフォだけど、今回は鈴鹿御前にチャレンジ。こだわったところは、この自作の耳ですかね」と、綺章さん。ウィッグの一部と白い綿
毛を使って、耳のモフモフを具現化するとともに、針金で形を整えたという苦心の作は、綺章さん的にも満足度のいくディテールに仕上がったとか。「でも、細かいところでは納得してない部分もあるので、コスプレ全体で点数を付けるなら70点くらい」（綺章さん）と、あくまでも手厳しい。

　鈴鹿御前と同じ系統のビジュアルで『FGO』でも人気を二分しているのが、玉藻の前。コスプレイヤーの卯木秋さんは、コスプレ歴トータルで10年ほどというキャリアの持ち主である。友人に誘われたことで刀剣乱舞 コスプレ衣装を再開したという彼女に『FGO』の魅力を聞いてみると、「やっぱりストーリーですね。やりがいがあるし面白いところが好きです。もちろんキャラも魅力的だけど」（秋さん）。今回、玉藻の前コスをやる上でこだわった点はメイクだとか。「以前からコスプレでは男装することが多かったんです。今回は女性キャラだから、あくまで女の子っぽく魅せられるようメイクに気を使いました」（秋さん）。

　黒を基調とした重厚なコスプレが目を惹いたのは、エレシュキガルに扮した綾瀬さん。普段はOLである彼女、コスプレを全くやらない時期もあったそうだが、今回『ホココス』初参加ということで、気合いを入れて来たとのこと。「『FGO』は、ゲーム性が高いところが好きなポイントですかね。エレシュキガルは結構推しのキャラなので、今回コスプレできて嬉しいけど、露出が多い衣装なので緊張します……」（綾瀬さん）。『FGO』コスにハマった理由は、「可愛い女の子キャラが多いところ」（綾瀬さん）と教えてくれた。

　『FGO』のメインヒロインであるマシュ・キリエライトのコスプレで参加していたのは、森朶佑伊さん。一緒に参加していた十和田さんは主人公（マスター）のコスプレをチョイス。2人とも現役の大学生で、コスプレを始める前からの友達だとか。「今回のマシュのコスプレは初出しなんですよね。アイメイクとか普通っぽく仕上げるよう注意してます」。「今回のポイントは、手の甲に浮かび上がった紋章。ヒプノシスマイク コスプレ衣装は魔術礼装『極地用カルデア制服』を選びました」（十和田さん）。

　セクシーな衣装で衆目を集めていたのが、ブランシェさんと後藤さん。ブランシェさんはキングプロテア、後藤さんはカーマと、露出度高めのコスプレを披露してくれた。「元々は『Fate』のアニメから入って、その流れで『FGO』にハマりました。今回のコスプレは包帯の隙間に植え込んだ草がポイントだけど、準備しているうちからボロボロ取れちゃうんで、すごく苦労しました(笑)」（ブランシェさん）。「コスプレは『アンスタ』の男装から『FGO』に辿り着きました。『FGO』は登場するキャラが味わい深いけど、特にカーマが大好き」（後藤さん）。

盾の勇者の成り上がり コスプレ衣装名古屋でも卓越した人気を見せつけてくれた『FGO』。スカサハ、エルキドゥ、葛飾北斎など、今回紹介した以外の『FGO』キャラに扮したレイヤーも多く見受けられ、その人気ぶりはもはや圧巻の一言だった。